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藤沢Oさま邸 / 家具コンサル 「日々の過ごし方と直線美にこだわった家」

藤沢市 Oさま邸

高い審美眼を持たれ、こだわりのある奥様にお伝えしたことは「一番大切なのは… 家具そのものではなく、この空間でどんな時を過ごされたいか。」

ヒアリングの結果・・・

①来客も多くご友人を呼んでのワインを愉しむひととき
②小さなお子様が元気に走り回る姿
③多忙のご主人様がゆったりくつろげる

以上3点が実現されたい内容となりました。
そこで①②を叶えるためにご提案したのは、L字型ソファーをリビングのコーナーに配置すること。
この間取りの場合、窓から距離を離してTVと平行にソファーを置くのが一般的ですが、そうすると…

❶ソファーに座った際に距離のあるダイニングと視線が交わることがなく、複数のお客様が来客された場合リビングとダイニングでつながりがなくなる
❷リビングの中央部近くにソファーが配置されることになり、ソファー前面の床面積が少なくお子様が楽しく走り回るスペースもあまりない
❸設置場所の関係でソファーは幅も奥行も小さなものを選ぶことになり、ご主人様がゆったりくつろげるソファーを選べびにくくなる
❹リビングの入口・ダイニング側のどちらから見ても、手前のオープンスペースが少なく空間が狭く感じられる

以上のようなデメリットが生じます。
L字型ソファーにすると上記のデメリットを解決し、プラスに転換できると考えプランニングしました。
窓の片面を塞ぎますが、バーチカルブラインドの開閉・窓の鍵の開け閉めを考慮してソファーサイズをセレクト。そもそも窓は片面しか開けられないため、L字型にするデメリットよりメリットの方がはるかに大きいと言えます。
カラースキーム(色彩計画)は、もともとキッチンの引手などで使われたいた黒を、ソファーの脚部・ダイニングチェアの背・座面に用いて、色をリピテーション(繰り返す)ことで空間での統一感とメリハリを演出しています。

③のご要望を叶えるため、ソファーの座面は広くゆったりと体が預けられるフラットなものを。サイズは少し大き目ですが、空間内での存在感を抑えるために(1)背が高くないもの (2)脚があり床から浮いているもの (3)アーム部分も横格子で抜け感をあるもの、を選び視覚的な抜け感を意識し空間に広がりを感じられるようにデザインしています。

ご主人様お気に入りの水槽が、ソファーの背面に溶け込んでいるのがとても印象的です。
今後、サイドテーブル・間接照明・小物などを追加していただくと、更に素敵な空間になっていきます。

  • 納品時の立会いの様子
ダイニングは壁付けのため、壁紙が破れないようにフェルトを貼るよう指示
建具がソファーに当たり、双方に傷つかないようにフェルトを貼るように指示
メンテナンスの方法をご伝授。実際にOさまにもやっていただいています。
配送業者に細かく指示したり、お手入れ方法をお伝えしています。

▮DATA▮
PLAN :家具コンサルティング

家具:リッツウェル / アスリープ
家具総額:320万 (御値引き前の通常価格 / 写真未掲載ベッド含)

Photo by:SOUMEI

 

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PLAN :家具コンサルティング

 


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