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 コラム

【リクシル/キッチン・バス】打合せ編

みなさん、こんにちは。
住空間クリエイターのSOUMEI(ソウメイ)です。
前回に引き続き、厚木Kさま邸との仕様打合せの様子をご紹介していきます。

▮ASキッチンとアライズの打合せ

お打合せの初日の後半は・・・
キッチン・バス・洗面・トイレなどの設備類のお打合せに入ります。
まずは設備の中で最もコストがかかり、間取りなどに影響するキッチンから。

▮システムキッチンをご覧いただいているKさま

機器自体のご説明などはリクシルのスタッフさんにお任せします。
SOUMEIは一緒に説明を聞きながら、商品を選ぶ上でのアドバイスをさせていただきます。

その他にも・・・
実際に商品を見られてキッチンの「配置を変えたい」「サイズを変えたい」となるようなこともしばしば。
そんな時は、その場で設計士SHIGEとSOUMEIが二人でプランを考えご提案を行います。

ハウスメーカーや工務店で建てる場合、契約するタイミングによりますが主に同行は営業が行うことがほとんど。次いでコーディネーターないし、お客様だけでショールームを見る場合も意外と多くあります。
その場合、間取りやプランそのものの変更や検討は後日対応になることが多く、色々決めたはいいが結果後になって「それは構造上できません。」ということは業界あるある話です。そうなると、お客様のテンションも下がる上にまたショールームに行かなければならず非効率です。


▮キッチンのカラーセレクトはここから



この日は、色決めは仮決め程度にして機能的なものを集中的に打合せを行い決めていきました。
色決めは、ヒアリングの結果により選ぶ床材が変わるため次回の打合せで行います。

キッチンの後に行ったは浴室のお打合せ。
まずは実際に部屋のサイズごとに空間ができているので、サイズ感やバスタブの形状がどれがいいかなどを実際に体験していただきます。浴室選びのポイントひとつは、窓の大きさ・窓位置・窓形状です。


ショールームのような大きな引き違い窓をつけることはほとんどありません。
2階に浴室設置して、さらに周囲からの視線も気にならず借景のいい立地の場合ぐらいです。
SOUMEIの経験で言うと、50件に1件あるかないか位で豪邸の場合がほとんど。
窓が大きいことは、一見解放感もあり換気もできて良さそうですが下記のようなデメリットの方が大きいです。

①防犯上のリスクが上がる

大半の住宅は浴室が1階に来ることがほとんど。大きな窓では侵入しやすくなってしまいます。
それを防ぐ為に鉄格子をつけてはメリットである開放感を大きく損ねてしまいますし、ショールームのようにシャッターをつけた場合、普通の居室でさえシャッターの開け閉めは面倒なのにバスタブに入って毎日開け閉めする労力は結構なものです。
それであれば電動のシャッターにすればいいのですが、イニシャルコストがかかり過ぎますし将来的な故障のリスクも考えると費用対効果は低いと言わざるを得ません。

②断熱性の問題
寒気や暖気は開口部である窓から伝わるため断熱性が落ちてしまいます。
浴室・洗面室は住宅内での死亡率※がとても高い場所です。(※居室との温度差によるヒートショック等により)
そんな場所に大きな開口部を開けることは上記を促進することにもつながります。
もちろん浴室の面する方角・大きさ・位置等ににより変わってきますので、設計士もそこまで考えて家を設計してくれればいいのですが・・・なかなかそこまで知識や経験もあり目が行き届かないのが実情です。

もちろん設計士SHIGEはその辺りもバッチリ考えた上で設計を行っています。
どの物件にも言えますが、彼の設計のコンセプトは「つながりを感じる家」。
家族・太陽・風のつながりをとても重視して設計します。

これは目で見て分かりませんが、家作りにおいてとても大切なことです。
この微気候(太陽や風のつながり)を考えた家作りをするかしないかで、毎日の過ごし方・住宅の耐用年数も大きく変わってきます。
実際に完成したKさま邸はリビングに多くの風が流れ、夏でも快適な空間になっています。
こういったことを、今週末行っている現地発表会でぜひ体験していただきたいです。

ちなみに以前SOUMEIが勤めていたミサワホームは、この微気候を取り入れる設計を微気候デザインと称して推進しています。ミサワホームはこういったテクノロジーや技術・開発力がとても高いハウスメーカー。
その証拠に住宅業界では特許数はトップクラスで、他社が特許を取る際に拒絶理由とされた引用された特許検数はNO.1です。(2019年6月に外部機関にて発表)


▮アライズのイメージ模型

話は戻って浴室のカラーコーディネートは、便利なこのサンプル達を使い行います。
壁パネル・バスタブ・エプロン・床材・カウンターを選んでいきます。
浴室のカラーコーディネートの選び方は、リビングや洗面スペースの雰囲気を合わせ統一感を図るか、それとも別空間として全く異なる配色にするかのどちらかで考えれば上手くいきます。
Kさまはリビングの雰囲気に合わせて、ウォールナット系をお選びになりました。


▮リフォレトイレ

リクシルではトイレも色んな種類があります。写真は「リフォレ」という商品。
一見タンクレスに見えますが、タンクや給水管が後ろのキャビネットに隠れています。
タンクレスより価格もリーズナブルで、空間がすっきり見えておススメです。
特にリフォームする際は工事もしやすく重宝します。
Kさま邸はタンクレスを選ばれたので、こちらの商品は選ばれていません。

ちなみに採用したのは、壁に貼ってあるエコカラット。
ヴァルスロックという種類で、凹凸がある石材の意匠が特徴です。
実際に選んだのはもっと先のお打合せで。
その辺りはまたの機会にご紹介します。

ヒアリングから始まり設備関係の行った初回のお打合せは、朝10時から16時頃までに。
長時間のお打合せになりましたが、Kさまも「あっという間でした!」と楽しんでいただきながらお打合せさせていだきました。

次回のブログは同じくリクシル相模原ショールームにて行った床材・建材などの打合せをご紹介していきます。
それではまた♪
住空間クリエイターのSOUMEIでした!

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