インテリア
 コラム

【厚木 Kさま邸⑦】 おしゃれな玄関をつくるには

みなさん、こんにちは。
住空間クリエイターのSOUMEI(ソウメイ)です。

 

今日は他のご紹介などを先に行い途中になっていた
厚木Kさま邸の仕様打合せの続編の様子をご紹介していきます♪

時間経過してますので忘れた方やまだ読まれてない方は
ブログナンバー(12~16・18~20)を若い順に読んでいただけると
時系列になっているため話もつながっています。

 

▮仕様打合せ3日目は・・・

仕様打合せの1日目はヒアリングを
2日目はリクシルショールーム建材・設備関係の打合せ
を中心に行ってきました。

3日目は…
現時点の平面プランの変更の提案と空間のカラースキーム(床・壁・天井などのコーディネート)のご提案を行いました。
打合せ場所は、光電気さんが経営れているバーで。
昼間はクローズされているので、貸し切りでゆったり打合せをさせていただきました♪


▮光電気さんが経営されているバー

 

今回の打合せのメインは・・・
これまでの仕様打合せと設計士SHIGEが設計したプランをもとに
SOUMEIの方で考えた空間デザイン案をご提案しました。

 

設計士SHIGEが敷地とKさまのご要望に合わせて作ったプランは、法規をクリアしながらも敷地を最大限に活かした効率的なプランでした。
廊下などの動線部分となる無駄な専有面積を減らしその面積を居室に取り込む工夫や、玄関や2階リビングや吹き抜けなど、30坪を切るとは思えない広さを感じる設計でした。
さらに「つながる」ということをコンセプトに設計し、リビングと吹き抜け階段の間仕切り窓を設ける工夫もあり、図面を読み解くと設計の意図がよく伝わってきました。

 

お客様との仕様打合せ前に2人で行った事前の打合せでも
いつもながら流石だなと関心しました。

▮事前に二人で行った打合せの様子

【厚木 Kさま邸 ①】事前打合せ


 

そんな風にこだわって設計されている家を、更にお施主様のご要望を叶え素敵で快適な「美機能空間」をつくるため
空間デザイナーとしてご提案するのがSOUMEIの仕事です。
今日はそのひとつである玄関ホールについてご紹介していきます。

 

▮オシャレな玄関をつくるための「美機能デザイン」とは・・・

玄関はその家に入った際、一番最初に入る空間であり
その家の印象を決めるとても大切な空間です。

今回玄関ホールは設計士SHIGEの設計で吹き抜けとトップライトがある
明るさと広がりがある玄関に設計されていました。
さらにその空間を広く感じ、「美機能空間」にするために3つのことをご提案しました。

 

①吹き抜けの腰壁を無くして→手摺に変更

玄関から入った時の奥行感と広がりを出し、小さなお子さんが階段を上がっていく様子が見えるように
階段部分の腰壁を手摺に変更するご提案を行いました。

▮当初の予定のプランはこんな感じ・・・

写真の黒いベタの部分まで壁が来る予定でした。(簡易的な編集で恐縮です)
玄関に入った際にまず壁(黒い部分)に目が行ってしまいます。
これでも天井が吹き抜けているので圧迫感はありませんが、より視覚的に奥行と広がりを出すために視線が奥まで抜けるように腰壁を手摺に変える空間デザインです。

 

写真を見ていただければ、手摺の隙間から奥の壁が見え、上の写真より奥行きを感じられます。

スリット階段の案も考えましたが、段差が強調され全体のデザインがうるさくなるのとコストがかなり上がるためご提案は控えました。
またデザイン上より広がりと抜け感がある案としてブラックアイアン手摺も候補に挙げましたが、縦残のスリットの本数が少なく小さなお子様が入らっしゃるため安全面兼ね合いもあり現在の木手摺に決まりました。

②奥の壁にタイルを張り視線を奥に引きつける

▮アクセントウォールの場所はここ

①の壁を無くして手摺の階段にしたことで、視線が奥まで通る様になりました。
その利点をさらに活かすため、奥の壁に目が行くように壁をアクセント化するご提案を。

人の目は薄い色(今回は壁)より濃い色に目がいく傾向があるため、奥の壁を周囲の壁と色と素材を変えアクセントウォールにすることで、空間に入った際に視線が奥に向かうように計画しています。

当初壁には石やタイルを張る計画もありましたが、施工品質・価格・機能面からエコカラットを貼っています。
エコカラットは、いくつかの候補の中から、ヴァルスロックという凹凸があり陰影が出るものをKさまに選んでいただきました。

 

③間接照明を仕込みさらに広がりと安心を感じられるように・・・

②で濃いもの人の目は行く傾向があるとお伝えしましたが、それよりさらに効果があるのは光です。
サバンナ効果という手法があるのですが、今回は手法を一部用いています。

サバンナ効果について書くともらえブログ1本分書けるほど長くなってしまうので簡単にご説明を。
興味がある方はネットで検索するとたくさん出てくるので、ぜひそちらをご参考に。

 

人は暗いところでは不安に感じ、明るいところでは安心を感じます。
そのため暗い所で明るいところを探す傾向があり、明るい場所へ行きたいと感じます。
そういった心理効果をのことをサバンナ効果と言います。
飲食店では入り口を暗くして奥を明るくすることで安心感を感じさせ入りやすくなるため、によく採用されています。
一方で高速道路などの長いトンネルでは、事故を減らすためサバンナ効果が起きにくいようにトンネル内にカーブを入れたり工夫をしています。

 

▮玄関入口は少し暗めに奥を明るくした「サバンナ効果」を取り入れた玄関

 

サバンナ効果とは少し異なりますが、分かりやすく例えるなら…
舞台やショー・ライブなどでスポット照明が演者を照らし出すと、自然とそこに目がいきますよね。
空間でもそれと同じことで、明るく照らされていると自然と(強制的に)目が行くようになります。
空間全体を明るくすることが照明計画ではなく、陰影を上手く取り入れることが素敵な空間をつくるポイントです。

 

多くの日本人の方は明るく明るくということで、過度な照度を求めることが多いのが実情です。そのため提案する側もクレームを恐れて明るくしがちな傾向は否めません。
せっかくダウンライトやペンダント・ブラケットなどの照明器具を使うなら、陰影があるからこそが空間に広がりや奥行が生まれ素敵な空間になるということを知っていただけると嬉しいです。
ただ明るい空間にされたいなら、シーリングライトをつけていただくのが一番効率的でリーズナブルです。

 

話は戻りますが・・・
こちらの玄関では以上のような効果を利用し、視線を自然と奥まで行かせて空間を広く感じさせ、帰宅した際に安心感を生み2階にあるリビングに向かいたくなる工夫を施しています。

 

▮靴を脱ぎ階段を見上げると・・・

 

壁面全体にエコカラットのヴァルスロックを施工しています。
それにより天井まで視線が持ち上げられて、吹き抜けの高さをより感じられます。

写真撮影をしたのが昼でしたのでトップライトから太陽光が入ってるのが分かります。
昼間は明るさを感じられる玄関に、夜は写真より間接照明の効果が生まれて素敵な空間に仕上がっています。

天井に間接照明を仕込んでいますが、実はこのままの設計では構造上難しかったのですが
設計士SHIGEが色々調整してくれ実現することができました!

通常の設計士なら「構造上できません。」というところを
「いいものを創るために・お客様に歓んでいただくために・プロとしてできる限りのことをする」
そういった姿勢がSOUMEIと一緒で、15年間友人としてそして仕事仲間として深く付き合わせてもらっています。

 

▮このご提案は2階のインテリアにも・・・

これまで、玄関からの視点でデザインの説明をしてきましたが
実はこれらの提案は2階のホールやリビングから見た時のことも考えて空間をデザインしています。

長くなったので、その辺りのご紹介は次回に・・・

 

それではまた♪
住空間クリエイターのSOUMEIでした!

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